リハビリテーション
リハビリ通信

 皆さん、こんにちは。今回のリハビリ通信は、リハビリテーション科所属の理学療法士が担当させていただきます。

 これから気温が下がり、寒さのせいで身体を動かす気が起きにくかったり、天候不良等で外出する機会が減ってきたりする方も多いのではないでしょうか。

 しかし、寒い季節こそ意識して運動を続けることが、健康維持にも心の安定にもつながります。ここでは、寒い時期に運動を続けるためのポイントを紹介したいと思います。

➀「やる時間」を決めておく

 たとえば「朝ごはんの前に5分」「お風呂の前にストレッチ」など、生活リズムに組み込むと続けやすくなります。

②無理のない目標を立てる

 「毎日1時間」などの大きな目標はハードルが高く、挫折の原因になりがちです。まずは「ウォーキングを1日10分」や「スクワットを週に2~3回」など続けられる範囲から始めていくとよいと思います。

③室内運動を取り入れる

 寒い日は無理して外に出ず、自宅でできるストレッチやヨガ、ラジオ体操などを取り入れると、天候に左右されず続けられます。

 運動マットやヨガマットを1枚敷いておくだけでも、「やろう」という気持ちが起こりやすくなります。

④運動の記録をつけてみる

 手帳やアプリに「10分ウォーキング」などと記録すると、達成感が得られて継続の励みになります。“見える化”することで自分の頑張りも実感できます。

⑤ご褒美を用意する

 運動が続いた日は、好きなスイーツを食べる、ゆっくりお風呂に浸かるなど、自分に小さなご褒美を用意することでポジティブな気持ちで「続けたい」と思える習慣を作れると思います。

 最後に今年の冬からでもご自宅で全身を鍛えられる運動を紹介したいと思います。

種目回数/時間鍛える部位
スクワット10回×2セット下半身
腕立て伏せ(膝つき可)10回×2セット胸・腕
プランク30秒×2セット体幹
ヒップリフト(お尻上げ)10回×2セットお尻・腰
バードドッグ(四つん這いで対角の手足を上げる)各10回背中・体幹

※上記はトレーニングの一例です

※ご自身の身体の状態に合わせて無理せず、回数/時間を調整するようにしましょう

まとめ

 寒い時期に運動を続けるポイントは、無理せず、楽しく、暖かい格好ですることが大切です。小さな積み重ねが春以降の元気な身体を作ります。今日からできる工夫で、寒い季節も軽やかに過ごしてみませんか。