来院・入院の方へ
臨床工学科

臨床工学科は、透析室と臨床工学室で1つの科となっており、現在、看護師6名、臨床工学技士6名が在籍しています。
臨床工学科は2013年(平成25年)9月に透析室開設に伴い発足された科になります。

臨床工学室

臨床工学技士は比較的新しい職種で、皆さんもあまり聞きなれないかもしれないと思い少しだけ臨床工学技士のご説明をさせていただきます。
臨床工学技士はコメディカルスタッフの一職種であり、医療機器の専門医療職です。病院内で、医師・看護師や各種の医療技術者とチームを組んで生命維持装置の操作などを担当しています。また、医療機器が何時でも安心して使用できるように保守・点検を行っており、安全性確保と有効性維持に貢献しています。医師会病院では、主に透析治療と病棟の機器管理を行っています。
医療機器管理では、現在、約800台の医療機器を安全に使用できるよう日常点検から定期点検、修理を行っています。
医療機器を操作使用するのは機械ではなく人になります。医療機器は日々複雑化し進歩する医療の中において、私たち医療従事者は生涯学習が責務となっています。いくら素晴らしい機器があってもそれを使用する人が使いこなせなければ意味がありません。臨床工学技士は、看護師への勉強会を定期的に実施し、機器を使いこなす、お手伝いをしています。

透析室

透析室は、2013年9月より会員医院の病棟閉鎖に伴い入院患者様を受け入れ透析ベッド5床で開室され2020年2月より会員医院の閉院に伴い外来透析患者様を受け入れ透析ベッド12床に増設しました。
現在は、12床のベッドに月曜から~土曜日まで30名の患者様を受け入れ透析を行っています。スタッフは島根大学医学部附属病院より神田教授、加堂医師、当院より岡崎医師、看護師6名、臨床工学技士6名で業務を行っています。透析を受ける患者様は、3時間から5時間の長い時間透析を行っています。患者様は様々な合併症を抱えておられる方が多く循環器部長岡﨑医師を始め多くの医師や、臨床検査科・栄養科・リハビリテーション科などコメディカルが連携し、治療・看護を行っています。その中で、看護師はフットケアに力を入れており、定期的な血流測定を行い下肢動脈硬化症などの早期発見に努めています。また、スタッフ全員で病院が進めている医療DXに関して、透析機器と透析システムを連動して、記録時間の短縮を図っています。

診療部