お辞儀ひとつで動きが変わる!「楽に立ち上がる」ためのコツ
皆さん、こんにちは!リハビリテーション科の理学療法士です。
大寒を過ぎ、暦の上ではまもなく立春を迎えますが、まだまだ厳しい寒さが続いております。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
寒さで身体が縮こまりやすい時期ですが、リハビリ室は皆様の熱気で溢れています。今回は、そんな寒い冬でも、毎日の生活を少し楽にするヒントをお届けします。
寒い中で「よいしょ」と椅子から立ち上がる時、膝や腰に重さを感じることはありませんか? 私も、リハビリで患者さんに関わる中で椅子から立ち上がる時に苦労しておられる方をよく見かけることがあります。
実は、ちょっとした「体の準備」と「お辞儀」を知るだけで、立ち上がりはぐっと楽になります。今回はそのポイントを3つご紹介します。
1. 足を少し「引く」のが準備の第一歩
座った状態から立ち上がる前に、まずは両足を少し手前に引いてみてください。 かかとが椅子の座面の下に入るくらいまで引くのが目安です。これだけで、体重が足の裏に乗りやすくなります。
2. 「深いお辞儀」がエンジンの代わり
一番のコツは、「しっかりとお辞儀をする」ことです。 顔を上げてすぐに立ち上がろうとすると、太ももの筋肉だけで全身を持ち上げなくてはならず、大きな力が必要です。
- おへそを覗き込むように、上半身をゆっくり前に倒しましょう。
- お尻が座面からふっと浮き上がるのを感じたら、そのまま膝を伸ばします。
この「お辞儀」の勢いが、立ち上がるためのエネルギーを助けてくれます。
3. 「目線」は少し前を向く
お辞儀をしてお尻が浮いたら、目線を少しずつ「前」に向けていきましょう。 下を向いたままだと、立ち上がった後にバランスを崩しやすくなります。「お辞儀の後は前を見る」。このセットが安全な立ち上がりの秘訣です。
リハビリは「筋力をつける」ことだけではありません。「今ある筋力をいかに効率よく使うか」という工夫も、自立した生活への近道です。
寒い日はどうしても体がこわばり、普段は何気なくできている動作でも、バランスを崩しやすくなることがあります。焦らずに「まずは足元を確認してから動く」という心の余裕を大切に、この冬を安全に、そして健やかに乗り切っていきましょう!


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