リハビリテーション
リハビリ通信

こんにちは。リハビリテーション技術部の理学療法士です。

皆さんは、「最近、体重が減った」「少し太ってきた」など、体重の変化を気にすることはありませんか?

実は、体重だけでは身体の状態を十分に知ることはできません。

例えば、同じ60kgの人でも、筋肉が多い人と体脂肪が多い人では身体の中身が大きく異なります。また、リハビリテーションの場面では、体重だけでなく「筋肉がどのくらいあるのか」「左右の筋肉に差がないか」「身体の水分バランスはどうなっているのか」といった情報も重要になります。

そこで当院では、身体の状態を詳しく確認するために「InBody(インボディ)」を活用しています。

InBodyって何?

InBodyは、身体を構成する筋肉・脂肪・水分などを測定する「体成分分析装置」です。

専用の電極から微弱な電気を身体に流し、その電気の流れにくさ(インピーダンス)を利用して、身体の状態を分析します。               

InBody では、体重やBMIだけでなく、

  • 筋肉量
  • 体脂肪量・体脂肪率
  • 体水分量
  • 骨格筋量
  • 部位別の筋肉量
  • 左右の筋肉バランス
  • 骨格筋指数(SMI)

など、さまざまな項目を確認することができます。

「筋肉が減っている?」を数字で確認

年齢を重ねたり、病気やけがで身体を動かす機会が減ったりすると、筋肉量が低下することがあります。

しかし、見た目や体重だけでは、その変化に気づきにくいことがあります。

InBodyでは、右腕・左腕・体幹・右脚・左脚といった部位ごとの筋肉量を確認することができます。

例えば、「右脚の筋肉が左脚より少ない」「リハビリを続けて、以前より筋肉量が増えてきた」といった変化を、数値として確認することができます。

リハビリテーションにも活用しています

リハビリテーションでは、「歩く」「立つ」「階段を上る」などの動作だけでなく、その動作を支える身体そのものの状態を知ることも大切です。

InBodyで得られた情報を、筋力や歩行能力などの身体機能の評価と合わせることで、患者さんの身体の状態をより多面的に確認することができます。

また、栄養状態のモニタリングにも活用でき、食事療法や運動の負荷量調整などにも役立ちます。

「体重」から「身体の中身」へ

健康管理では、体重やBMIだけを見るのではなく、

「筋肉はどのくらいあるのか」
「脂肪はどのくらいあるのか」
「左右のバランスはどうか」
「以前と比べてどう変化したのか」

という視点も大切です。

InBodyは、こうした身体の変化を「見える化」するための一つの方法です。

私たちリハビリテーション技術部では、InBodyによる測定結果だけで判断するのではなく、筋力や歩行能力などの身体機能、日常生活の状況などと合わせながら、患者さん一人ひとりの状態を評価し、リハビリテーションに活用しています。

「自分の身体の中身を知る」ことから、健康づくりやリハビリテーションを始めてみませんか?