近年、ロボットの技術は医療・介護分野でも実用化に向けて開発が進められていますが、昨年度、リハビリテーション科で歩行支援ロボット「RE-Gait（リゲイト）」を導入しましたのでご報告させていただきます。
 

「RE-Gait」ってどんなロボット？

　脳卒中後の片麻痺の方の歩行をアシストして、正常な歩き方に近づけることを目的に広島大学大学院弓削類教授が中心となり開発された歩行支援ロボットになります。
 

＜特徴＞　①これまで実現されなかった歩行時の足関節の動き（底屈・背屈）を、専用タブレットを使用し的確にアシスト出来る。
　　　　　②装着した歩行訓練で学習効果が期待でき、効果性が研究報告されている。
　　　　　③各パーツ（コントローラ、足部）が1kgと軽く装着が簡単で、すぐに歩行訓練が行える。
 

「RE-Gait」のパーツ（タブレット、コントローラ、足部）と装着状況。

実際の歩行周期に合わせて足関節の動きをアシストしてくれる。

「RE-Gait」を使用した歩行訓練等を希望される方へ

　当院では、発症からある程度期間が経過した方に対しても、「RE-Gait」を使用した歩行訓練等に対する相談を受け付けいています。しかし、希望する全ての方が対象となるわけではありませんので、詳細はお問い合わせください。
 

【リハビリテーション開始までの流れ】
１．かかりつけ医からの紹介状の送付
２．医師による外来診察
　　↓当院でのリハビリテーションを行う場合
３．入院予約・外来受診日の日程調整
４．リハビリテーションの開始
 

【入院窓口（情報提供書送付先）】
〒６９９－３６７６　島根県益田市遠田町１９１７－２
　益田地域医療センター医師会病院　地域連携室　宛