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2008.01.31 栄養ニュース

栄養ニュース24号「下痢時の食事対策」

下痢時の食事対策

下痢は、水分が異常に多い便が排泄される状態をいいます。軟便、ひどい場合は水様便になります。
原因としては、食あたり、冷え、暴飲暴食、ストレス、感染症、腸の病気など様々です。重い下痢でなければ、食事のとり方に注意し、安静にしていれば、自然に回復しますが、下痢が続くと体力が消耗し、体重が減少することがあります。今回は、下痢時の食事のとり方を紹介します。
 

食事の取り方のポイント



消化が良く、腸への刺激が少ないものを選びましょう!
 

避けたい食品

食物繊維の多いもの
食物繊維は消化が悪く、腸に負担がかかります。
繊維の多い野菜・果物・海藻・きのこ・こんにゃくなどは控えます。
 

■刺激の強いもの
辛い食べ物・コーヒー・アルコール飲料・炭酸飲料などは、腸に刺激を与えるので控えます。
 

■ガスを発生するもの
豆・いも類・かぼちゃ・栗などは、腸内で発酵してガスを発生し、このガスが腸を刺激するので控えます。
 

■冷たいもの
冷たい食べ物、飲み物は下痢を助長します。
温かいものや、よく噛んで体温に近づけるようにゆっくり食べるようにしましょう。
 


 


 

排泄された便には、食べ物からの栄養分や大切な体液も含まれているため、しっかり補充しましょう!
 

・消化のよい食べ物を
栄養不足を防ぎ、体力を回復するためにも、栄養バランスよく食事をとることが大切です。消化が良く、食べやすいものを中心に、こまめに食事をとるようにしましょう。
 

下痢のときに食べられる消化吸収のよいもの
おかゆ・トースト・うどん(よく煮る)・くず湯・ささみ・白身魚・半熟卵・りんご
やわらかく煮た野菜(ほうれん草、大根、人参など)・プリン・ヨーグルト
マシュマロ・ビスケットなど

 

・調理法
煮る、蒸す、焼く、ゆでるなど、油の使用が少なくやわらかい仕上がりになるような調理をしましょう。
油を多く使う揚げ物、炒め物は消化が悪いので控えましょう。
 

・水分補給をしっかりと
水分補給には、冷たい飲み物ではなく、温かい汁物やお茶などにしましょう。
スープやスポーツドリンク、野菜ジュ-スなどは不足しやすいミネラルやビタミンも一緒に補給することができます。
 

おすすめメニュー

チーズ入りミルク粥(2人分)

ごはん…….茶碗2杯
コンソメ…小さじ2
水…………..カップ2
牛乳……….カップ1
水…………..小200g
鶏ささ身…50g
にんじん…20g
粉チーズ…大さじ2

 

作り方


1.ささ身は茹でて割き、玉ねぎと人参はみじん切りにする。
2.鍋にコンソメと水を入れ沸騰したらごはんと①を入れて煮込みます。
3.具が軟らかくなったら牛乳を入れ、弱火にして煮込み、水気を飛ばします。
4.チーズを入れて混ぜ、火を止めて鍋に蓋をして蒸らせば出来上がりです。

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