くにさき苑

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2024.08.01 新着情報

くにさき苑リハビリテーション科からのお知らせ

当苑では、認知症に対するケアの向上を目標とし、少しでも自立支援に繋がるよう取り組んでいます。
認知症は中核症状と周辺症状(BPSD)に分けられます。

 

中核症状:脳の神経細胞の障害によって生じる。ほぼすべての人に認められる。
周辺症状:中核症状により精神状態が崩れた状態。(強い不安や混乱、自尊心の低下)
     周囲の環境や人など、様々な要因が絡み合うことで起こる行動や心理症状。

 

☆ご家族様の介護負担となるのは、主に周辺症状によるものが多いと考えられます。
☆周辺症状は、本人の症状を理解した上で適切なケアを施すことで症状が軽減・消失する場合があります。

 

当苑では、入所中の関りのなかで、この周辺症状が少しでも改善することを目標の1つとしています。
💡実績を可視化するために以下の評価方法を用いています。
 ①中核症状⇒本人に質問する方法(MMSE)
 ②周辺症状⇒行動を観察して評価する方法(DBD-13、VI)

 

今回は②周辺症状の評価方法について説明します。

1.DBDスケール:認知症行動障害尺度

(Dementia Behavior Disturbance Scale)
 ディメンチア ビヘイバー ディスターバンス スケール


認知症による周辺症状(行動障害)を客観的に検査できる評価法です。
28項目の検査内容がありますが、当苑では短縮版のDBD-13を用いています。
 ・13項目を評価
 ・52点満点
 ・各項目は5段階評価
 ・1点でも得点があれば異常行動があると考えられる

 

2.VI:意欲の指標

(Vitality index) ヴァイタリティ インデックス


高齢者のリハビリテーションや介護場面での意欲を客観的に検査する評価法です。
 ・5つの項目(起床・意思疎通・食事・排泄・活動)を評価
 ・各項目0~2点の3段階評価
 ・10点満点
 ・得点が高いほど生活意欲が高い

 

以上のような取り組みをしています!何でもご相談ください。

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