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2019.04.01 リハビリ通信

安全運転で楽しいドライブライフを!

はじめに

 だいぶ暖かくなり、桜も咲き始め格好のドライブシーズンの到来となりました。お友達と乗り合わせて桜見物でも行こう!と計画をされている方も多いのではないでしょうか。しかし近年、ドライバーの高齢化によるブレーキ間違いなどでの自動車事故のニュースも多く、身体機能の低下が運転経験を上回ったと思われる事故が報道されるのをみかけます。
 

どのような原因で事故がおこるの?

 警察庁交通総務統計によると安全不確認、ハンドル・ブレーキ操作不適による違反別にみた高齢運転者交通事故割合(第1当事者)は43.3%にまでなるそうです。
 

自動車事故を避けるためには?

 事故原因として、加齢に伴う動体視力・視野の低下、聴力の低下、反応時間の遅れなど身体機能の低下も一因と考えられます。この度は体操による柔軟性の改善、反応改善を目的とした運動をご紹介したいと思います。
 

○上半身を柔軟にし、しっかり左右確認をしよう!

両手で肩を抱きしめ(難しければ胸元まででよいです。)右にゆっくり大きく体をねじって15秒程停止。
  ↓
次に反対側にねじって同じように停止します。
 
左右合わせて10回程度行います。目線もしっかりついていきましょう。また停止中もしっかり呼吸しましょう。

 

○下肢の筋肉を強く、柔軟にし、適切なブレーキ・アクセル操作をしよう!

両手で両膝を押さえた状態から開始します。
  ↓
ふくらはぎに力が入るのを意識しつつ踵を10cm程度持ち上げます。
 
20回程度行います。
足を絡ませた状態から開始します。
  ↓
太ももを持ち上げつつ足をしっかり開き、前方へ接地します。(座った状態でなにかを跨ぐイメージです。)
 
左右合わせて20回程度行います。

○足の反応をよくして適切なブレーキ・アクセル操作をしよう!

十字のラインを引き手前より開始します。

一つ前の横ラインをまたぎ移動します。
  ↓
次に縦のラインをまたぎ、順に時計回りに足を移動していきます。
  ↓
時計回り、逆回りを各3周程度行います。
 
3周するまでの時間を記録すると効果の確認ができますよ。

運動上の注意点

 無理をすれば怪我や病気を起こしてしまう危険もあります、ドライブ前に怪我をしたのでは本末転倒です。必要に応じて医師に相談しながら、楽しく行ってみてください。
でわ、よいドライブを~。

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