医師会病院

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2019.04.01 看護部

看護部部署紹介(2019年度)

外来

 現在外来の診療科は、内科・外科・整形外科・婦人科・リウマチ科・循環器内科・循環器外科・呼吸器外科・麻酔科・リハビリテーション科です。他に特殊外来として脳神経内科・放射線科・セカンドオピニオン外来を持っています。
 地域連携室と連携を取り、開業医からの受診、入院をスムーズに受け入れができるようにしています。外来化学療法も実施しており、患者さんのQOLを落とさないよう治療を行っています。緩和ケア認定看護師と連携しながら患者さんの不安や苦痛を取り除くように支援をしています。
 また、外来スタッフに消化器内視鏡技師の資格を持った看護師がおり、上部、下部内視鏡検査の介助・治療・処置を行っています。
 外来は病院の窓口です。スタッフは患者さん皆様に安心と信頼をいただける看護が提供できる様、日々勉強と努力を重ねています。スタッフ一同、気持ち良く来院していただける外来を目指してまいります。
 

2階病棟/3階病棟

 平成26年より、厚生労働省の診療報酬改定に伴い、在宅復帰に向けて入院療養やリハビリを充実させる目的で、地域包括病棟が新設されました。それを受け、当院では平成27年1月より、当院3階病棟を「地域包括ケア病棟」として運用することとなりました。
ご利用の流れは、益田市医師会員からのご紹介患者様の地域包括ケア病棟への直接入院、または一般病棟を経由してからの転棟を主治医が判断し、患者様やご家族へ提案後、ご了承を受けた場合、地域包括病棟へご入院いただく形となります。
入院の対象となる患者様は、在宅あるいは介護施設等に復帰予定で、入院治療により症状は改善、安定し、もう少し経過観察、在宅復帰に向けてリハビリテーション、在宅での療養準備が必要な方となります。入院期間は状態に応じて調整しますが、60日を限度としております。
平成30年1月より2階病棟と3階病棟を1つの単位とし、2階病棟をサテライトとして眼科・PSG(睡眠時無呼吸症候群検査)の患者さんを受け入れています。
在宅復帰支援計画書に基づき、主治医・看護師(看護13:1)・専従リハビリテーションスタッフ・専任MSWが協力して、効率的に患者様のリハビリや在宅復帰に向けた、相談、準備を行っていきます。
 

4階病棟

 4階病棟は整形外科・内科の混合病棟でベッド数は60床です。
整形外科医師は2名で、年間250例近く手術があります。
対象者は高齢者が多いため下肢・上肢の手術が主で、脊椎・人工関節置換術も年数例あります。術前・術直後の看護からリハビリ期におけるADL向上に向けてRH科スタッフと連携を図りながら看護を提供しています。
内科医師は3名で、脳梗塞や肺炎の急性期から慢性疾患まで多様な看護が求められます。
 看護師は26名と看護助手4名の配置です。病棟内では整形外科医・内科医のレクチャーや、看護師間での研修会を定期的に開催し看護のレベルUPをはかっています。また、看護師は実習指導者やBLS・ACLS・JPTEC・介護支援専門員取得者もおりキャリアアップに努めています。
一昨年度より看護方式の変更で固定チームナーシングを取り入れています。整形と内科チームに分かれ、主体的なチーム活動を通し、より良い継続した看護サービスを目指しています。
「患者様の立場に立った看護」をモットーに若さとチームワークで明るく楽しい職場づくりに努めています。
 

手術室・中材部

 当院では、外科・整形外科・婦人科・眼科・耳鼻科の手術を行っています。
開業医からの紹介患者様につきましては、紹介して下さった医師と一緒に手術をすることもありますが、眼科・耳鼻科においては、開業医の医師が来られて手術をしています。
患者様に対しては、安心して手術を受けて頂けるように、主治医・麻酔科医・病棟看護師などと情報共有をし万全なチームワークのもと、安心・安全な手術看護が提供できるように努めています。
 

療養病棟

 療養病棟は、介護保険の1階が44床、医療保険の2階が44床となっています。
入所対象者として、1階は要介護認定(要介護1以上)を受けている方、2階は医療ニーズの高い方等です。入所されている方の平均年齢は86歳、寝たきりの方が多く、経管栄養の方は約半数を占めています。
1階は要介護度4~5の方が90%以上、また2階はパーキンソンなどの特定疾患の方、血糖コントロールが必要な方、頻回に吸引が必要な方、気管切開後、酸素投与中の方がおられます。
医療の場と生活の場が半々というイメージでしょうか。入所されると長くなるのでじっくり関われますし、ゆっくりとADLが改善してくる方もおられます。
また、入所が長期になると生活も単調になるため、バイキングやドライブ、季節ごとの行事を取り入れ気分転換を図り、CAPP(動物介入活動)、安田ボランティア協議会、安田小学校など外部から多くのボランティアの方に訪問していただいています。
 
さて、そこで働くスタッフは、現在医師が4名(非常勤を含む)、看・介護スタッフが41名です。
 ・肩を並べて不足な点をカバー
 ・仕事は選ばずなんでもする
 ・利用者様の変化を大切に捉える
と、看護と介護の連携をはかり頑張っています。
 

特殊疾患病棟

 特殊疾患病棟では、脊椎損傷等の重度障害者や重度の意識障害、またパーキンソン病、脊椎小脳変性症、筋委縮性側索硬化症、多発性硬化症等の神経難病の方が8割以上を占めています。それらの疾患において医学的管理が必要な方々のための病棟であり、安心して長期入院治療を受け療養して頂ける病棟です。
 病床数は48床で患者様の約半数の方が胃ろうを造設されており、そのうちの数名の方は気管切開をしておられます。そのため様々な体調変化を起こしやすく、きめ細やかなケアが必要です。
 スタッフは看護師と介護福祉士で、それぞれの職種の特性を活かしながら協力し、日常生活のお世話や健康管理に努めています。また、季節を感じていただけるよう、病棟内を飾り付けレクリエーションも行っています。入院期間は他病棟より長く、ご家族様と日頃より情報交換を行い、ご希望に沿ったケアの提供をさせて頂くよう日々努力しています。
 

<特殊疾患病棟基本理念>
患者さまやご家族さまが希望する生活を穏やかに送れるように、過不足のない診療、看護、介護に心がけます

 

回復期リハビリテーション病棟

 回復期リハビリテーション病棟は、脳卒中、脊髄損傷、大腿骨頚部骨折など回復期リハビリテーション病棟対象疾患を発症して1~2カ月以内の患者様が、リハビリ目的で入院されています。入院期間は、疾患によって決められており、社会復帰・在宅復帰を目指す方が対象となっています。
 リハビリは何らかの障害を持つ患者様に対して行なわれますが、それは訓練ばかりではなく、合併症の予防など医学的管理を行い、心理面でも支えになって、職場復帰、在宅生活などの社会的な問題にも対応していきます。
 病棟では、在宅復帰が目標であるため、できるだけ日常に近い生活をしていただきます。リハビリ病棟の一日は、朝の洗面・着替えから始まり、食事は3食とも食堂で、排泄はオムツをはずすため、なるべくトイレに行っていただくよう援助しています。日常生活で患者様のできないところを介助しながら、できるところを徐々に増やして、できる限り自分でできるように動作の指導を行っています。在宅生活はご家族の協力も必要です。入院中にご家族への介護指導も計画的に行っています。入院時と退院前にはセラピストやMSWが自宅訪問をして環境のアドバイスや在宅サービスの調整を行います。
リハビリは訓練室だけではなく、病棟生活全体がリハビリと捉え、患者様、ご家族の要望に近づけるよう患者様を中心としたチームアプローチを行っています。
 
 看護師、介護福祉士は毎年、全国学会で症例発表をしています。
回復期リハ看護師認定コースは2名が認定を受けており今後も受講を予定しています。
診療報酬改定でリハビリ看護に求められる期待は大きくなっていますが、全国レベルに劣らない回復期リハビリ病棟を目指してスタッフ一同頑張っています。
 

くにさき苑

 当施設は、入所定員99名、内2階47床、3階52床の老人保健施設です。
地域に開かれた施設であるよう、利用者様と家族の絆を大切に日々邁進しています。2階は、利用者様の個別性を重視したケアを提供するようユニットケアを提供し、より安心感ある環境づくりに努めています。また、四季折々の行事の開催や、趣味活動やレクリエーション、また地域のボランティアの方々との交流を図り、明るく家庭的な雰囲気と、思いやりの気持ちを忘れない施設でありたいと努力しています。
医師・看護師・介護職・リハビリテーション専門職・管理栄養士等、多職種を生かした老健ならではのケアマネジメントをしたいと、「R4システム」の導入を模索しているところです。
 

「人は人に支えられ、心は心と響きあう」
私達は、心の交流を通じて、「生きる喜び」を共に感じられるような、ケアの提供に努めています。

 

通所リハビリテーション

・通所定員:45名/日(月曜日から土曜日までの週6日)
・市内全域を対象に在宅療養中の方々に、ご自宅と施設を結ぶ送迎を行い、生活機能訓練とコミュニケーションの場として、食事・入浴・レクリェーション等を提供いたします。
・介護予防通所リハビリテーション(水曜日)
 要支援Ⅰ・Ⅱの軽度者の方に、状況に応じた適切なアプローチやサービスを提供することにより、自立した生活の実現を目指していただきます。
 

訪問看護ステーション

 私たち訪問看護ステーションは、訪問エリアを益田市内とし、月に500件前後の訪問看護を行っています。訪問看護って??聞きなれない言葉かもしれません。病気や障害を持った方が安心して自宅で暮らせるように、看護師が自宅を訪問し、療養者・家族様を対象に体調管理や必要な医療処置、日常生活への援助、心のケアなどを行っています。現在訪問看護の利用者様は120名程度。脳梗塞後遺症、認知症、難病、悪性腫瘍等々様々な病気や障害を持つ方が自宅で安心して暮らせるように支援を行っています。24時間体制もとっており、休日・夜間でも、病状の変化等で要請があれば訪問をしています。また、自宅での看取りも積極的に行っています。
また、平成27年度には訪問看護認定看護師が誕生し、地域包括ケア構築に向けて、スタッフ一丸となって頑張っています。平成30年度には新卒訪問看護師の育成も始めています。
現在のスタッフは看護師14名(常勤4名、非常勤10名)理学療法士3名、作業療法士1名(リハビリスタッフは兼務)、総勢18名です。平均年齢は、少々高めですが、人生経験、臨床経験ともに豊富で、笑顔を絶やすことなく、日々頑張っています!!
 

ホームヘルプ事業所

 益田市医師会ホームヘルプ事業所は、市内の要介護・要支援の認定を受けた方々のご自宅へ訪問し、掃除・調理などの生活援助と、排せつ・入浴・更衣などの身体介護を、利用者様の状態に合わせおこなっています。
自立支援を念頭に置き、できる能力や意思決定を尊重し、自分らしさを最大限に発揮できることを重点にケアに努めています。更には他事業所や地域や行政の方々と多様な職種との連携により、ご家族様も含めてのケアを行っています。
人生の先輩である利用者の〝これからも住み慣れた地域で、そして我が家で、安心して暮らし続けたい〟という願いに寄り添い、時に教えられ、一緒に感動したり、笑ったり、悩んだりと共に歩んでまいりたいと考えています。

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