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2019.12.01 リハビリ通信

扁平足について

【扁平足とは】

扁平足とは、足の裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態です。激しい運動をする人は痛むこともありますが、病気と呼ぶほどのトラブルはありません。
土踏まずは大人になるにつれて徐々に高くなるため乳幼児の頃は誰でも扁平足です。大人になってからの扁平足は、年齢による腱の変性や体重の負荷によることなどの原因が考えられます。かかとの骨が内側に傾いているので足にうまく体重をかけることができず、体が安定せず、片足立ちをしにくいのが特徴です。
扁平足自体は病気とは言えませんが重症化すると外反母趾などを引き起こす可能性もあります。

 

【原因と症状】

土踏まずを形成する骨を支える筋肉は足部内在筋と足部外在筋に分けられます。足部内在筋は短母指屈筋・母趾外転筋・短趾伸筋があり、足部外在筋は前脛骨筋・ヒラメ筋・長趾屈筋・長母趾屈筋があり、これらが土踏まずを支え足底のクッションの役割を果たします。
これらの筋肉が、きちんと働いていれば土踏まずはしっかりと形成されますが、だらんと力を失うと扁平足になります。長時間立ったり歩いたりすると足裏がだるくなるのは、扁平足の代表的な症状です。
 

【診断】

一般的な方法としてはレントゲン撮影した上でアーチ効率(舟状骨高÷足長×100)で評価します。一般成人では正常値が約13%と言われており、これを下回ると偏平足と診断されます。
簡単な評価としては、椅子などに座った状態で土踏まずの下に指やボールペンが入るかどうかで判断します。この状態で入らない人は扁平足です。また座った状態で入る人でも立つと入らなくなる人も扁平足と言えます。
 

【エクササイズ】

エクササイズとしては土踏まずを形成している筋肉の筋力トレーニングがあげられます。
 

①足関節を背屈位にする。
②足趾を握る。
③足趾を握る動作を20回繰り返す。
 
これらの運動は短母指屈筋と短趾屈筋の筋力トレーニングになります。
①母趾を下に開く。
②この運動を20回繰り返す。
 
これらの運動は母趾外転筋の筋力トレーニングになります。
①つま先を内側に向ける。
②土踏まずを浮かすように踵をあげる。
③この運動を20回繰り返す。
 
これらの運動は後脛骨筋、下腿三頭筋、長母趾屈筋、長趾屈筋の筋力トレーニングになります。

以上の運動を毎日無理のない範囲で行ってみてください。痛みなど出現した際にはただちに中止してください。
 

【最後に】

扁平足は誰にでも起こりえることでありそのこと自体が病気というわけではありません。足の痛みや不調が現れた際にはお近くの整形外科を受診し診断を受けてください。

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