人が生命活動を営むために必要な栄養素のうち、炭水化物、たんぱく質、脂質を三大栄養素といい、このうち脂質は、1ｇで９kcalと、少量でも高エネルギーな栄養素です。（炭水化物・たんぱく質は１ｇで4kcal）体内で、脂肪細胞や肝臓(貯蔵庫)に蓄えられ、糖質が不足したり、有酸素運動などで必要なエネルギー量が増えた場合には、この貯蔵庫から分解され、エネルギーとして利用されます。
 

脂質を多く含む食品

・油、バター、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング、ラード、クリーム
・ごま、ピーナッツ、アボカド
・ベーコン、ばら肉、とり皮、サラミ、まぐろ、さんま
 

脂溶性ビタミン（A・E・D・K）は、脂質と一緒に食べると吸収がUPします！

ビタミンA：にんじん、かぼちゃ　など
ビタミンE：ピーマン、パプリカ　など
ビタミンD：しいたけ　など
ビタミンK：小松菜、ブロッコリー、納豆　など
 

◆脂質が不足すると・・・
→　エネルギー不足になり、体重が減少したり疲れやすくなります。脂溶性ビタミンの吸収が悪くなり、肌荒れや便秘などが起こりやすくなります。

◆脂質を摂りすぎると・・・
→　体脂肪が蓄積して肥満につながります。血中脂質のバランスが悪くなり、動脈硬化をはじめ血管疾患などの生活習慣病のリスクが高まります。
 

おすすめメニュー！脂溶性ビタミンと油の組み合わせで吸収アップ！

栄養ニュース56号PDF