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2016.02.01 栄養ニュース

栄養ニュース55号「規則正しい食事、できていますか?」

年齢を重ねるとともに、特別な疾患がないにもかかわらず、だんだんと食事をすることへの意欲が減ってしまったり、あまり空腹感を感じられなくなったりすることがありますが、そういった状態を放っておくことは、体が栄養不足に陥ってしまう危険性が高まるので注意が必要です。高齢者の食事は、規則正しい食事に特に深い配慮が必要です。
 

朝・昼・夕の食事の特性


■朝食
前日の夕食から8時間以上経過した朝は、体温も低く、意識もぼんやりしています。こうした体に対し、朝食は脳の活動に必要なブドウ糖を補給して、脳の働きを良くします。また、熱産生が高まり、体を芯から温かくしてやる気・がんばる気力をもたらします。

■昼食
朝食から数時間が経過すると、さまざまな日常の生活活動によってエネルギーが消費され、スタミナ切れの状態になりやすくなります。すると、踏ん張りがなくなったり、集中力を欠いたりして仕事の効率が低下します。昼食によりエネルギーや主要な栄養素を補給されると、体は円滑な活動を持続できます。

■夕食
1日の活動によって消耗した体力を補ったり、脳の疲労を回復させ、質の良い睡眠をもたらす効果もあります。また、1日のうちでいちばんゆっくりと食事ができることが多く、家族団らんの時間となることもあり、精神的な充実感も得られやすい時間です。
 
※朝昼夕の3食をだいたい決まった時間にとることで、生活全体のリズムを整えることにつながります

 

さらにポイント!


○食事をおいしくとるためには「空腹感」があることが大切。そのためにも適度な運動や活動をして、食事と食事の時間を空けて、お腹がすくリズムをつけたいものです。
○食事は栄養バランスを整えることも重要です。主食・主菜・副菜の組み合わせで、伝統的な日本食である一汁二菜または一汁三菜が理想です。
 

朝食におすすめメニュー!具だくさん豆乳みそ汁

材料(2人分)1人分:80kcal
ごぼう……….20g
だし汁……….200ml
人参…………..20g
無調整豆乳…120g
大根…………..20g
味噌…………..大さじ1
白ねぎ………..20g
しめじ………..20g
さつま芋……..20g
〈作り方〉
①ごぼうはささがきにして水にさらしてあくを取ります。大根、人参はいちょう切り、白ねぎは斜め薄切りにします。しめじは石づきを取って小房に分け、さつま芋は厚さ5㎜くらいの半月切りにします。
②鍋にだし汁と①の野菜を入れて火にかけ、野菜が軟らかくなるまで煮ます。
③一旦火をとめ、豆乳を加え、味噌を溶きます。
④再度火をつけ、沸騰しないように温めたら出来上がりです

 

栄養ニュース55号

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