医師会病院

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2019.10.01 リハビリ通信

脳卒中の予防を知ろう

【脳卒中とは】

脳卒中には、脳の血管が破れて出血する「脳出血」「くも膜下出血」と、脳の血管が詰まる「脳梗塞」があります。脳卒中になると、以下のように脳が受持つ多種多様な心身機能の障がいが出現します。
 ・半身の運動麻痺
 ・意識障害
 ・感覚障害
 ・複視(ものが二重に見える)
 ・同名半盲(視野が半分欠ける)
 ・身体や手足がふるえる
 ・半側空間失認(一方の側がわからない)
 ・失行(頭でわかっていても上手く動けない)
 ・失語(言葉が出ない)
 ・構音障害(ろれつが回らない)
 ・認知障害
障がいの回復には、長期にわたるリハビリテーション医療や介護が必要になります。
 

【予防】

脳出血の主な原因は高血圧
 運動、食生活の改善、日頃からの血圧管理(140/90mmHg以下を目安)など
 
脳梗塞の主な原因は動脈硬化
 肥満の改善、生活習慣の見直し、食生活での減塩など
 

脳卒中予防10ヵ条       出典:公益社団法人日本脳卒中協会
1. 手始めに 高血圧から 治しましょう
2. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3. 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4. 予防には たばこを止める 意志を持て
5. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6. 高すぎる コレステロールも 見逃すな
7. 食事の 塩分・脂肪 控えめに
8. 体力に 合った運動 続けよう
9. 万病の 引き金になる 太りすぎ
10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
 

脳卒中にかかってしまったら、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションを実施しながら、生活を営む能力の維持・向上を図っていきます。
まずは、予防を心掛けながら日々の生活を送っていきましょう。適度な運動は、リハビリ通信の運動習慣項目を参考にしてみてください。

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