2017.09.01
栄養ニュース
栄養ニュース61号「 貧血について」
高齢者は、食事内容が偏ったり、量が不足しやすく、食事がきちんと摂れていない場合には、低栄養や貧血になっていることがあります。今回は貧血についてまとめました。
貧血とは
血液中のヘモグロビンが少ない状態が貧血です。ヘモグロビンは体内に酸素を運ぶ働きをしているため、貧血になると全身が酸素不足になります。症状としては、頭痛やめまい、倦怠感、消化不良などです。このような症状があれば、まず主治医の先生に相談して診断を受けましょう。
貧血にはいくつか種類がありますが、ヘモグロビンの材料である鉄分が不足するためにおこる鉄欠乏性貧血の場合がほとんどです。
高度な貧血の場合、食事の改善とあわせて鉄剤の内服といった薬物療法をおこないます。