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2006.01.30 栄養ニュース

栄養ニュース16号「栄養ケア②」

栄養ケア②

第15号に引き続き『栄養ケア』についてお伝えします。改正介護保険で重点に置かれる「介護予防」の3本柱ですがこれらは「できないことをできるようにするための支援策」であり、体を動かすためにはエネルギーが必要であり、そのエネルギー源である栄養を補給するためには健康な口が必要!!というわけでそれぞれが、全身状態を良好に保つために必要なわけです。そして「栄養改善=低栄養予防・転倒予防・寝たきり予防」につながります。
 

1. 主食であるごはんは、エネルギー源であると共に重要なたんぱく源でもあります。また、主菜(魚・肉・卵・大豆製品)も必ず毎食とるようにしましょう。間食にも良質のたんぱく源、牛乳・乳製品も積極的に取りましょう。
 

2. 十分な量が食べられないときには、少量ずつでも1日に何回かに分け「食べたいものを、食べたいときに食べる」ことにしましょう。
 

3. 食事の摂取量が十分でない場合には、少量で高たんぱく・高エネルギーを補給できる栄養補助食品を上手に利用しましょう。管理栄養士に相談していただくと、嗜好・栄養状態に合ったものを選びます。
 

4. 食事の自立は生きることの自立につながります。できるだけ自分の力で食事を取るようにしましょう。食事の姿勢や食器の色・形などの問題が妨げとなって食事の自立の障害になっていることもあります。
 

5. 食欲低下の場合は、好きな食べ物・郷土料理・季節料理などを取り入れても良いでしょう。また、ひとりでの食事より、気の合う人やデイケア・デイサービスなどを積極的に利用し、会話のある楽しい雰囲気での食事をするとよいでしょう。
 

低栄養とは?


エネルギーやたんぱくが不足した状態で
・体重が減ってきた
・食事量が減ってきた
・血中アルブミンが3.5g/dl以下
等で判断します。
 

食欲がなくても食べやすい高たんぱくな一品

「あんかけ茶碗蒸し」(4人分)

卵………………….1個
牛乳……………….200cc
塩………………….1つまみ
(あん)かに缶….40g
しょうゆ………..5g
みりん…………..10g
だし汁…………..100cc


 

作り方


1.卵をとき、牛乳、塩とあわせてこします。器に2等分し、蒸します。(強火で1分、弱火で15分くらい)
2.あんを作ります。鍋にだし汁・しょうゆ・みりんを煮立たせ、かに缶を加え、水溶きかたくり粉を加えとろみをつけ、蒸しあがった茶わん蒸しにかけます。三つ葉などを添えると彩りもよいでしょう。
 

エネルギー:140kcal、 たんぱく質:10.4g

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