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2005.02.01 栄養ニュース

栄養ニュース12号「嚥下障害」

嚥下障害

「嚥下」とは、食べ物や飲み物を飲み下すことをいいます。脳血管障害の後遺症やパーキンソン病、痴呆症、また、老化などが原因で「飲み込めない」「飲みづらい」状態を「嚥下障害」といいます。
 


嚥下障害が起こると・・・
 →低栄養
 →誤嚥性肺炎
 

①栄養や水分が十分に取れず体力の低下を招きやすい
②誤嚥を起こしやすく、誤嚥性肺炎や窒息を起こしやすくなる
③食べる楽しみが満たされない
 

家族や周りの人が毎日の様子をみて、
危険サインに気づいてあげるようにしましょう。

 

☆食べる様子をチェックしよう☆


■よくむせたり、咳き込みますか?
■飲み物をあごをあげてのみますか?
■食べ物をよくこぼしますか?
■唇の端からよだれが出ていますか?
■食べ物をいつまでも口にためていますか?
■食後にガラガラ声になりますか?
■痰が増えましたか?
■食事に時間がかかるようになりましたか?
■食事の量が減りましたか?
 

このような症状が見られる場合、食べる機能がうまく働いていないのかもしれません。
こんなときは・・・
飲み込みやすい食事に替えてみる
 

その他・・・
食前に筋肉の緊張を和らげる嚥下体操をする など

 

食べづらい食感のものには注意と工夫を!!


サラサラ

水やお茶などのようなサラサラしたものはそのままのどへ流れ込むのでむせやすい
 ↓
とろみ状、ゼリー状にすると口の中でまとまりやすく、のみこみやすい。とろみをつけすぎると飲み込みにくくなる場合もあるのでその人にあったとろみ具合に調整しましょう。
 

ペタペタ

のりやわかめなど薄いものは、のどにはりつきやすい。
 ↓
刻みのりをかゆで包むなど飲み込みやすいものと合わせて食べとよい。わかめは小さく切っても、みそ汁などさらさらしたものとの組み合わせは危険!
 

パサパサ!

パンやゆで卵の黄身など水分の少ないものは口の中でばらけてしまう。
 ↓
パンは牛乳+卵に浸して焼く(フレンチトースト)など適度な水分を加えるとよい。しっとりと

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