医師会病院

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2021.06.01 リハビリ通信

夫婦喧嘩と仕事

 はじめまして、臨床経験9年目の作業療法士です。
今回のリハビリ通信は、少し趣向を変えてお送りしたいと思います。
コロナ禍において、自宅で過ごすことが多くなり、必然的に夫婦で共に過ごす時間も増えたことでしょう。そうした中で問題になってくるのが、夫婦喧嘩です。
 

 結論から先に言いますと、夫婦喧嘩はしない方が良いと思うのです。喧嘩をすると嫌な気持ちとなり、仕事にも影響してしまうからです。夫婦でのコミュニケーションにおいて正しさを追求してしまうと、不幸になってしまいます。どうしたら上手くいくかというと、効果的な選択をすることなんです。

 

 例えば、女性は子供を産む前、子供を産む瞬間、産んだ直後はそれは大変だと思います。子供が大きくなったら少し楽になるかもしれません。しかし、月に一度、大変な日があるわけです。それは男性にはありません。苦行です。その時には、ホルモンバランスも崩れ、正しい判断が出来ない日があります。その分男性が譲るという心持ちがないと、上手く付き合っていくことはできないのではないでしょうか。

 

 我が家の場合では、妻が言ったことには反抗しないと決めています。その方がうまくいくからです。私は、効果的な選択をしています。しかし、私も時にはイライラすることはあります。ですが、妻が理不尽なことを言った際に、私がそれに反抗し喧嘩になってしまったら、私は幸せになれるでしょうか。私は不幸になりたくありません。
私は、仕事に全力を注ぎたいのです。仕事が大好きなんです。なので、家庭は平和でいてほしいのです。足元がうまくいっていないのに、仕事は絶対うまくいきません。ましてや、患者様により良いリハビリテーションを提供するなどできるわけがありません。ですので、私は家庭は絶対に平和にすると決めていて、その方法はシンプルです。それは、夫婦喧嘩をしないことです。
 

 最後に、もうひとつ効果的な選択を紹介します。もし相手から理不尽なことを言われ、イライラして喧嘩になってしまいそうになったら、この選択肢を選んでください。それは、「にげる」です。これが喧嘩になりそうになった時の最強の選択肢です。自分の部屋に戻ったり、家の外に出て気持ちを落ち着かせて戻ってくれば良いのです。これもまた、効果的な選択なのです。

 

いかがでしたでしょうか。いろいろと議論のあるテーマではありますが、皆様のなにかのお役にたてれば幸いです。

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