医師会健康フォーラムという贈り物

10月25日、益田市医師会健康フォーラム2026を開催します。
今回は、脳科学者の中野信子先生をお迎えし、「人生100年時代を輝いて生きる脳科学」というテーマにお話しいただきます。

脳科学者・中野信⼦先生 特別講演開催決定!! | 益田市医師会

この健康フォーラムは、いただいたご寄附を基金として、これから毎年開催していきたいと考えています。

益田市医師会は、2012年の法人制度改革の際に、公益社団法人への移行を選択しました。当時、私は理事として法人制度改革を担当していました。その際、公益社団法人には、社会からの寄附を受け、それを公益のために活用できるという大きな意義があることも、選択理由の一つとして考えていました。

それから14年。
ようやく、その公益社団法人としての役割を活かせる基金をつくることができました。

しかし、寄附をいただくということは、単にお金をいただくことではありません。そこには、「地域のために役立ててほしい」という寄附者の思いがあります。私たちは、そのお気持ちを大切にし、決して裏切ることのないよう、その使い道を考えていかなければなりません。

「鶴の恩返し」と言う昔話をご存知でしょうか。

助けてもらった鶴は、姿を変えてその人のもとへやって来て、機を織り始めます。そして、「決して私の姿を見ないでください」と言います。

ところが、その人はその約束を守ることができず、機を織っている鶴の姿を見てしまいます。鶴は、自分が鶴であることを知られたことを悟り、別れを告げて去っていきます。

この話は「恩返し」の物語ですが、同時に、贈り物を受け取る側にも、相手の気持ちや約束を大切にする責任があるという話だと思います。

寄附も同じではないでしょうか。

寄附をいただいたとき、その背景には、寄附をしてくださった方の人生や思い、そして「誰かの役に立ってほしい」という願いがあります。

その思いを忘れず、大切に使わせていただくこと。
そして、そのご厚意を地域の皆さんに還元し、次の誰かへとつないでいくこと。

今回の健康フォーラムも、そうした思いから始まる一つの「贈り物」です。

いただいたお気持ちを大切に、益田市医師会のこれからの公益活動につなげていきたいと思います。

写真は、初めてこんなに近くで見た虹です。これも自然からの贈り物です。 会長 大畑力