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益田市医師会は、会員が一丸となって地域医療発展のために努力しています。とりわけ昭和61年に設立した益田地域医療センター医師会病院は、地域医療の発展に思いを寄せる会員の血と涙の結晶であり、今後もこの病院を中心に時代の要請である保健・医療・福祉の充実発展に貢献していきます。
この度、2024年6月19日に開催した公益社団法人益田市医師会の定時総会において、第22代目となる益田市医師会の会長に選定されました。益田市医師会は、1960年10月1日に「社団法人益田市美濃郡医師会」として発足し2012年には「公益社団法人益田市医師会」に認定され、本年で64年を迎えます。この間、医療・保健予防・介護を通じて地域へ貢献するというゆるぎない哲学のもと、地域のニーズに耳を傾け、安心して住める地域づくりを目指し施設整備や新しい事業への参入を行ってまいりました。
1986年には、この地域内での医療完結を目指す医師会会員の熱い想いを実現すべく、益田地域医療センター医師会病院を開設し、1996年に益田市立介護老人保健施設「くにさき苑」の運営を受託し、2000年に療養型病床群「ふたば棟」、2004年にリハビリテーションセンターを開設し、2020年2月には介護療養型医療施設を転換して「介護医療院ふたば」を開設いたしました。この他にも、国保診療施設美都診療所・匹見澄川診療所・匹見道川診療所国保診療施設や、益田市内6ヶ所のへき地診療所、島根県立石見高等看護学院、益田市東部・中部地域包括支援センターの運営、益田地域産業保健センターの業務委託など多くの事業を行っています。
また、医師会会員は、日頃の診療活動に加え、益田市休日応急診療所での診療、就学前の乳幼児保健、学校保健や産業医活動、地域の保健医療活動にも参画し、地域の皆様が安心して暮らせるよう様々な活動を行なっています。
今回の就任にあたり、当医師会を築いて来られた先輩方の努力を礎に、コロナ禍で沢山の問題を抱えたなか、今後さらに進む地域社会の変化や医療・介護を取りまく状況の変化を見据えて、築38年を経過した医師会病院の老朽化に向けた対策を行う基本構想の実現に向けて医師会会員や職員とともに取り組んで参りたいと考えております。
会 長 大畑 力
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