高齢者は脱水症になりやすい傾向があります。脱水症になると、多くの弊害が起こります。早期発見・早期対応で脱水症を予防しましょう。
 

高齢者が脱水症になりやすい理由

1.身体の水分量が減る
主に、筋肉に水分は蓄えられています。加齢で筋肉量が減るとともに、体内の水分量も失われます。
2.腎機能が低い＝老廃物を捨てづらい
加齢により腎機能が低下すると、老廃物を尿と一緒に排泄するのに多量の水(尿)が必要となるため、身体の水分も失われやすくなります。
3.のどの渇きを感じにくい
加齢により感覚機能も低下し、身体の中の水分が不足していても喉の渇きを感じにくくなります。
 

こんな症状があれば脱水症を疑って！

■唇・舌・皮膚が乾燥している
■食欲がない
■尿量が少ない
■微熱がある
■もうろうとしている
■下痢・嘔吐した
 

脱水症を予防するために・・・

食事から１０００ml、飲み物から１０００～１５００mlを目安にしよう！
 

■主食＋主菜＋副菜の組み合わせで１日３食規則正しくまず食べること！
この組み合わせでしっかり食事を取ると1日で約１０００mlの水分をとることができます。
また、日ごろから食事量に注意して、食事量が減っているときは、意識して間食の時間を設けて分けて食べるよう工夫をしましょう。

 

■１日の中でこまめに水分補給をしましょう！
毎食時、１０時、１５時、起床時、就寝前などに、お茶やコーヒー、牛乳、スポーツ飲料など、好きな飲み物を用意して、コップ１杯ずつは飲むようにしましょう。
「飲み物」だけでは飽きてしまう可能性があります。ゼリーやプリンなど水分量の多いものをおやつに取り入れるのも水分補給には効果的です。

 

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