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2011.06.02 栄養ニュース

栄養ニュース37号「低栄養を防ぐ」

年齢が増すにつれて、個人差はありますが、体の基礎代謝や活動量の低下、また歯の欠落や味覚、嗅覚、消化力など食事に関わる機能が低下してきます。そのため、食欲不振や少食になりやすく、体内に取り入れる栄養量が少ないと、体に蓄えた栄養や体重が減るなど“低栄養状態“に陥り、免疫機能が低下して感染症にかかりやすくなってしまいます。
現在、これといった症状がなくても、健康に大きな影響を与えてきますので、普段から食欲がわくような配慮をしつつ、少量で高栄養の食事がしっかり摂れるようにしましょう。
 

低栄養を防ぐ食生活のポイント


高血圧などの減塩の必要な人は1食2g程度を目安に!
 

1 エネルギー、たんぱくをしっかり補給! 2 おかずから食べましょう
主食であるごはんは、エネルギー源であると共に重要なたんぱく源です。また、主菜(魚・肉・卵・大豆製品)は良質のたんぱく源であり、毎食食べましょう。 食事が一度にたくさん食べにくい方は、不足しやすい良質たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の多いものを優先して食べましょう。
3 間食をとりましょう 4 食べやすく、調理にひと工夫を
間食で不足しやすい栄養素や水分を補給しましょう。乳製品や果物、食事が一度にたくさん食べにくい場合はパンやごはん類などもおすすめです。
噛む力や飲み込む力に合わせて、食べやすい材料を選びましょう。また、切り目を入れる、ミンチ状にする、とろみをつけるなど調理の工夫をしましょう。
5 栄養補助食品を上手に活用しましょう 6 食欲がわいてくる工夫を
食事が十分でない場合は、少量で高エネルギー・高たんぱくの補給ができる栄養補助食品を上手に利用しましょう。管理栄養士に相談していただくと、嗜好・機能・栄養状態に合ったものを選びます。 好きな食べ物や郷土料理、季節料理など取り入れる、また、彩りや香り、食器や盛り付けなどにも変化を持たせましょう。

 

鶏肉のやわらか唐揚げ ~やわらかで高たんぱくな1品~

材料 2人分

鶏ひき肉…100g
山芋………..75g
小麦粉…….大さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
塩…………..小さじ1/5
油…………..適量
レタス…….20g
ミニトマト.2個

 

1.山芋をすりおろす。レタスは手で適当な大きさにちぎりとミニトマトはヘタをとり、洗って水気を切っておく。
2.山芋と鶏ひき肉、小麦粉、しょうゆ、塩を加えてよく捏ねて、6等分にする。
3.鍋に油を入れて加熱し温度が揚がったら、②をスプーン等で落とし入れて揚げる
4.油を切って食器に盛り付け、レタスとミニトマトを添えて出来上がり。

(エネルギー:171kcal たんぱく質:11.7g)

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