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2023.12.11 リハビリ通信

ヒートショックについて

 今年も寒い冬がやってきました。皆さんは、ヒートショックという言葉を耳にしたことがありますか?日本人は1日の終わりにお風呂に入る習慣があります。冬場は特に温かいお風呂に入り、睡眠をとりたいものですね。しかし、お風呂の入り方も一歩間違えると命の危険があります。そこで、安全なお風呂の入り方を紹介したいと思います。
 

ヒートショックとは…
気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。この血圧の乱高下に伴って、脳内出血や心筋梗塞、脳梗塞を発症する危険性があります。
 

浴室や脱衣所の気温が下がり、長風呂になりやすくなる11月~2月がヒートショックの好発時期です。昔ながらの日本家屋では、暖房設備がない場所も多いため温度差が生じやすくなります。また、トイレでヒートショックを起こす人もいるので、お風呂以外でも温度変化のある場所には要注意です。
 

 

血圧は暖かい部屋から寒い部屋に入ると急上昇します。寒さに対応するため血管が収縮し、湯船に入った時にピークに達するといいます。さらに湯船につかっていると熱いお湯に対応するため血管は広がり、血圧は下がってしまいます。
 

今回は「お風呂に入る前」と「お風呂に入っている時」にできるヒートショック対策を紹介します。

【お風呂に入る前】

① 脱衣所を温める
衣所に暖房器具を設置することで、浴室と脱衣所の温度差を少なくすることができます。脱衣所のような狭い部屋を暖める際は、セラミックファンヒーターや小型のファンヒーターがおすすめです。
 

② 浴室内を温める
浴室の床にシャワーでお湯をかけることで、蒸気により浴槽内の温度が上がります。浴槽にお湯がたまっている場合は、湯船のふたを開けておきましょう。
 

③ 入浴前に水分をとる
体が脱水状態だとヒートショックになりやすいため、入浴前に水分を取っておきましょう。
 

【お風呂に入っている時】

① 浴槽に入る前にかけ湯をしておく
お湯につかる前には、かけ湯をしてから入りましょう。いきなりお湯に浸かると急激な血圧上昇を招きます。また、かけ湯をする際は、手の指先や足の先などの体の末端から温めましょう。
 

② お湯の温度・湯に浸かる時間
長風呂は上昇した血圧の急降下をもたらすため避けましょう。
設定41℃以下にして、入浴時間は10分以内にとどめましょう。
 

このようなお風呂の入り方をマスターして、ヒートショックを防ぎ、寒い冬をのりきりましょう。

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