リハビリテーション科でこの度、歩行支援ロボット「RE-Gait(リゲイト)」を導入しました。
RE-Gaitという、歩行訓練のためのロボットをご存じでしょうか。まだ、全国的にも導入している施設は少なく、山陰両県でも取り入れているのは当院のみです。
実際どういったものか、分からない方が多いと思いますので、今回はRE-Gaitという歩行支援ロボットについてご紹介させていただきます。
「RE-Gait」ってどんなロボット?
脳卒中後の片麻痺の方の歩行をアシストして、正常な歩き方に近づけることを目的に広島大学大学院弓削類教授と早稲田大学理工学術院大学院田中英一郎教授が開発された歩行支援ロボットになります。
【特徴】
①歩く際の、躓きの抑制や前への推進力を、足首の動きをロボットでサポートすることで歩きやすくなることに加え、その動きを身体で感じることで外した後も感覚が残り、自分の力だけでも躓きにくく歩くことができる。
②装着した歩行訓練で学習効果が期待でき、効果性が研究報告されている。
③パーツが軽く装着が簡単で、すぐに歩行訓練が行える。
実際に導入してみて
令和4年7月末から導入をしたRE-Gaitですが、11月末の段階で8名の患者様に使用して頂きました。使用期間の短い方もおられましたが、使用した多くの方の歩く速さが速くなり、一歩が大きく出るような歩きになりました。
「RE-Gait」を使用した歩行訓練などのリハ目的入院
リハビリテーション科では「RE-Gait」を活用し、患者様の歩行パターンにあった歩行支援のプログラムを作成、正常歩行に近づけるリハビリテーションを積極的に行っていきますので、リハビリ目的の入院で使用してみたい患者様がおられる等、「RE-Gait」に関しましてご相談がありましたら、当院リハビリテーション科までお気軽にご連絡ください。