手工芸
はじめに
6月といえば“梅雨”。じめじめとした空気に長く続く雨で、気分が落ち込みがちになる方もいるのではないでしょうか。お家で過ごす時間も多くなるこの季節。家族や友達と手工芸を通して楽しく季節を感じてみませんか?
手工芸を行うこと
作業療法で使われる手工芸には、折り紙や編み物、ぬり絵、革細工等いろいろなものがあります。楽しみや気分転換としての意味だけでなく、指の力や握力の回復、細かい動作の獲得といった上肢機能の訓練、作業の手順を考える、物を空間的に把握するといった認知機能の訓練としても使われます。その他にも、日中起きて活動することで生活リズムを整えたり、体力や集中力の改善を図ったりします。また、興味を引き出す、達成感を得る、自信の回復を促すといった精神面へのアプローチとしての意味合いもあります。患者さん一人ひとりの状態に合わせた活動を選択し日々のリハビリに取り入れています。
紫陽花(あじさい)を作ろう‼
今回は、お家でも簡単にできる、お花紙を使った紫陽花の作り方をご紹介します。
まずは材料を紹介します。
①お花紙7枚程度(好きな色) ②折り紙(好きな色) ③ハサミ ④輪ゴム ⑤木工用ボンド ⑥つまようじ
紫陽花の土台を作ります。
⑴お花紙を7枚程度重ねて蛇腹に折ります。
⑵真ん中を輪ゴムで留めます。
⑶一枚ずつ丁寧にはがしてしっかり起こします。
⑷全て起こして形を整えたら土台の完成です。
花びらを作ります。
⑴好きな色の折り紙を用意。16等分にします。
⑵4つに折ります。
⑶花びらの形に切ります
⑷広げて花びらの完成です。
仕上げ
⑴花びらをたくさんつくります。(2~3色使うときれいですよ♪)
⑵花びらを裏返し、中心につまようじで木工用ボンドを付けます。
⑶土台に貼りつけます。
⑷まんべんなく貼り付けて紫陽花の出来上がりです。
※ハサミの取り扱いには十分注意しましょう!!
お家の中に飾って、気分も家の中の雰囲気も明るく梅雨の時期を乗り切りましょう♪